- 2018-04-03 (火) 8:17
平成30年3月10日(土曜日)に、鹿児島市中央卸売市場魚類市場において、小学生の親子を対象にした「親子さかな市場探検隊」を開催いたしました。
市場の仕組みや役割への理解を深めてもらい、子供の頃から水産物に親しんでもらおうと、様々なイベントを行いました。また、今回24組という多くのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
それでは当日の様子をご覧ください。(画像をクリックすると別ウィンドウで開きます。)
≪卸売場の見学≫せり場には、鹿児島の春を代表する”桜鯛”(マダイ)やキハダ、首折れサバなど鹿児島でとれた新鮮な魚が並び、活気あるせりの様子も見学することができました。
≪仲卸売場の見学≫大きなマグロを豪快にさばくところや、ヒラメの三枚おろしなど、プロの包丁さばきを間近で見ることができました。また、伊勢海老や毛ガニ、マグロの頭などを仲卸業者の方から実際に触ったり持ったりさせていただきました。少し怖がりながらも興味津々な子どもたちはとても喜んでいました。
≪砕氷施設の見学≫魚類市場では魚を新鮮な状態で保つために毎日たくさんの氷を使います。魚は鮮度が命!一度に大量に出てくる氷の多さに皆さん驚いた様子でした。子どもたちは寒い中にもかかわらず、氷を触るのに夢中でした。
≪市場学習≫市場の仕組みや、市場で取り扱う魚のことをビデオやクイズで学習しました。鹿児島は、近海でとれたたくさんの種類の魚を新鮮な状態で食べることができる、とても恵まれた場所にあります。ぜひ鹿児島の魚を好きになって、たくさん食べてくださいね。
≪模擬せり体験≫プロのせり人からせりの方法について学び、黒板せり(黒板に金額を表示)と手せり(指で金額を表示)を行いました。お父さんお母さんがビックリするような金額も出ていましたが、せりの方法や仕組みを楽しみながら学習しました。
≪魚のさばき方講習≫自分達でせり落としたマアジの刺し身盛りに挑戦しました。プロが魚をさばく様子を真剣な表情で見ていた子ども達。いざ自分でさばく時も一生懸命、集中してさばいていました。初めて魚をさばく子がほとんどでしたが、市場のプロがわかりやすく丁寧に指導して、上手に刺し身盛りが完成しました。ご家庭でもぜひ、親子で一緒にしてみてくださいね♪
≪試食≫さばいたマアジの刺し身を試食しました。朝早くからの体験だったのでみんなお腹がすいていた様子。ごはんとみそ汁のおかわりも多かったです。また早起きして魚類市場に見学や食事に来てくださいね。
≪修了式≫修了証書と鹿児島県蒲鉾協同組合様よりご提供いただいた「さつま揚げ」を参加者の皆さんにお渡ししました。お父さんお母さんも朝早くからお疲れさまでした!
朝日が昇る前にスタートした「親子さかな市場探検隊」。すべての日程を親子で楽しみながら体験して、帰るときは外の天気と同じように晴れやかな表情をされているのが印象的でした。
親子で楽しみながら魚に興味を持ってもらい、ご家庭でも魚をたくさん食べていただければ幸いに思います。
ちなみに開催日の10日は、ちょうど数字の語呂合わせで「いお(鹿児島で魚の意味)の日」でした。毎月10日は「いおの日」なのでお魚を食べる日にしてくださいね♪
今回ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた市場関係の皆様、誠にありがとうございました。