- 2019-10-21 (月) 14:21
令和元年10月20日(日)に「お魚まつり~魚食普及・市民感謝デー~」を開催しました。当日は1万3千人という多くの方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。
「食べよう!」「学ぼう!」「楽しもう!」をテーマに、日頃の感謝を込めて、様々なイベントを行いました。普段利用する機会のない魚類市場ですが、この日は一般の方に開放させていただきました。たくさんの水産物とふれあう中で、市場の機能や役割への理解、水産物への関心を深めていただけたでしょうか。このお魚まつりを通じてお魚のファンになって、ご家庭でも魚をたくさん食べていただければ幸いに思います。
各種イベントも大盛況のうちに終わることができ、市場内関係者の方々をはじめ、多くの皆様からご協力をいただきましたことをこの場をお借りして御礼申し上げます。
当日の様子をご覧ください。
【仲卸鮮魚販売】
この日限りの一般販売ということで多くの方が魚介類を買いまくっていきました!!
目の前で解体したブロックのマグロや活きたままのイセエビ、新鮮な鮮魚から珍味までいろんな商品が並び、ありがたいことに完売いたしました。


【にぎり寿司販売】
当市場直送の激選ネタを使用したにぎり寿司を販売しました。鹿児島県が養殖生産量日本一を誇る「カンパチ:白身」とこれから旬を迎える「ビンナガ:赤身」で、めでたい紅白寿司を作りました。
原価割れのご奉仕価格での提供で、飛ぶように売れました。食べた方も新鮮なネタに満足いただけたのではないでしょうか。


【さつま揚げ販売】
鹿児島県蒲鉾共同組合の青年部によるさつま揚げ販売も大盛況でした。
その場で揚げるさつま揚げは、あったかフワフワで本当にあまいんです!食べたら思わず驚いちゃいます。


【青果市場ブース】
鹿児島市青果市場の方々にも参加いただきました。みかんのふるまいや青果物販売で賑わいました。
メインステージで行われた青果物の模擬せりでは、実際にせりに従事しているプロのせり人が仕切ったので、お客様も大変な盛り上がりでした。


【フードブース】
メインステージの横には、フードブースが2つ入りました。
鹿児島地区漁業士会のブースでは「シーフードカレー」を提供。魚介類の出汁が濃厚に香るとってもおいしいカレーでした。
ふぁみり庵はいから亭与次郎本店のブースでは「鰤としらすのおにぎり」と「鰤ちゃんこ汁」を提供。体の温まるスープと、味がしみた鰤のつみれがとっても美味しい組み合わせでした。

【カツオのわら焼きふるまいブース】
鮮度抜群のカツオを、その場でさばいて、藁焼きにして、ふるまいました!
当市場は生鮮カツオの水揚げ量が全国で2番目に多いんです。地元の方にもっとカツオの美味しさを知ってもらいたいと、たたきにしてふるまいました。小さい子供も、大きなカツオのたたきを口いっぱいにほおばっていました。
わら焼きのパフォーマンスもあって、多くの行列ができました。


【市場で働く車展示コーナー】
市場で実際に使用されているターレーとフォークリフトを展示しました。エンジンはかけていませんが、実際に操縦席に乗り込むこともでき、記念のフォトスポットになっていました。
マグロのぬいぐるみと一緒に撮影するお子さんが多かったです。
【かごしま水族館ブース】
かごしま水族館にもご出展いただきました!
水族館ブースでは、魚かんに入れたお魚をゴーグルでのぞく「魚ッチング」を展開していました。多くの子供たちが魚かんをのぞいて、どんなお魚がいるか探していました。
水族館の商品を販売するコーナーもあり、盛り上がっていました。


【鹿児島大学水産学部ブース】
鹿大水産学部の大富先生の生徒と一緒に、市場に水揚げされる魚を展示しました!
まるのままの魚を見る機会って意外に少ないですよね。ここでは、見たことがなかったり、とっても大きかったり、多種多様な魚をまるのまま展示して、自由に触っていただきました。
子供たちだけでなく、保護者の方も一緒になって楽しんでいただけたと思います。水産学部生徒による魚介類の説明も、まさに「目から鱗」のものばかりでした。

【あさりのつかみ取りブース】
お魚まつり名物?といってもいいぐらい定着しつつあるこのブースには、開場後から長蛇の列ができました。
新鮮なアサリが、大人は片手で、子供は両手で、なんと100円でつかみ取りができます。上手な方は袋いっぱいにアサリを持ち帰っていましたよ。アサリがたくさん入った魚かんに、手を突っ込むだけでもなんだか幸せな気持ちになります。
子供にはサービスもあったかも?


【マグロの体重当て・解体ショー・ふるまいブース】
メインステージ前には巨大なマグロを展示して、体重当てクイズを実施しました。多くの来場者が予想した体重を投票していきます。
そのあとに、マグロの解体ショーです!巨大なクロマグロを市場の仲卸業者が手早く解体していきます。そのプロの技に、みなさんが注目し関心していました。
解体後、骨についた中落を子供達に配ったりもしたみたいです。
体重当てクイズで、見事ピタリ賞の方には、解体したマグロのトロの部分をプレゼントしました。
そして、解体したマグロを刺し身にして、ふるまいました。多くの来場者に食べていただくことができました。


【かつお節早けずり大会】
子供向けに「かつお節早けずり大会」を開催しました!
ルールはシンプルで、1分間でどれだけ多くけずれるかです。人数制限がありましたので、参加できた方は限られますが、参加者は一生懸命に1分間けずっていましたよ。優勝者には鰹節1本、負けた子にもカツオせんべいを差し上げました。


【じゃんけん大会】
まつりの最後に、「じゃんけん大会」を開催しました。じゃんけんで勝ち残ったら豪華景品をプレゼントする企画です。
実は、魚類市場とじゃんけんはとても関係が深いものなんです。せり中に同じ高値を付けた場合、なんとじゃんけんをして買う人を決めます。じゃんけんに強いかどうかも大切なせりの素質なのかも?なんです。
まつりの後半にもかかわらず、多くの方にじゃんけんにご参加いただき大変嬉しかったです。


今年も、皆様のおかげで鹿児島市魚類市場は水産物の流通拠点としてその機能を維持できております。その感謝が少しでも皆様に伝わればと思います。
そして、多くの方が魚介類に親しみをもっていただき、一緒に発展していければと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
鹿児島市魚類市場の発展と魚食普及に向けてこれからも活動します。
今後も、“いお・かごしま”魚食普及拡大推進協議会の応援をよろしくお願いいたします。