- 2019-08-14 (水) 9:23
今週はハマフエフキです。鹿児島県では「タバメ」、沖縄県では「タマン」、高知県などでは口の中が赤いため「口火」とも呼ばれます。
フエフキダイ科でフエダイ科とよく混同されますが、頬にうろこがなく、するどい歯もありません。
九州・沖縄を中心に生息し、釣り人にも人気です。奄美地方では水深の浅い場所でも大物が狙えます。
低脂肪、高タンパク、低カロリーで、カリウムとリンを多く含み、体の調子を整え生活習慣病を予防する効果が期待できます。黄金と青色の美しい体からとれる身は、脂たっぷりの上質な白身で非常に美味です。
刺し身やすしでいただくのがお薦めです。洋風にムニエルやハーブ焼にして、香りと味を楽しむこともできます。沖縄では「マース煮」という郷土料理で食べられます。 ぜひ、脂たっぷり旬のハマフエフキをご賞味ください。
(令和元年8月7日の南日本新聞に掲載)
鹿児島市魚類市場 主事 迫 佑樹

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