- 2018-10-10 (水) 13:55
サバには、マサバやゴマサバなどの種類があります。この先、お薦めなのは、背側の黒い曲線模様と腹側の無地の銀白色が特徴のマサバです。
“秋サバ”や”寒サバ”と呼ばれ、秋から冬にかけて旬を迎えます。脂が乗って最もおいしくなります。
栄養豊富で青魚の王様ともいわれており、特にエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の含有量が多く、生活習慣病の予防が期待できます。さらに、高タンパク・低カロリーで、鉄分や不飽和脂肪酸、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンB2も多く含んでいます。
みそ煮や締めさば、照り焼きなど、さまざまな調理方法がありますが、脂が乗ったこの時季は塩焼きが良いでしょう。マサバの香ばしさとジューシーな食感をぜひ味わってみてください。
(平成30年10月10日の南日本新聞に掲載)
鹿児島市魚類市場 主事 佐藤 二朗